2020年はウラジオストクが極東ロシアの新たな観光地として輝きを放つきっかけの年になるはずでした。
その1年ほど前からテレビや雑誌で「日本からイチバン近い欧州」として話題に上がり、
日本人観光客の増加率が世界の都市の中で2位になるほど人気急上昇。そして関係者の念願だった、JAL、ANA、が揃って3月から直行便が飛び始める年でした。
コロナさえなければ・・・
その3月にパンデミックで世界中が航空便の運行を停止し、JALとANAのウラジオストク便もほんの数便だけ飛んで運休になりました。
パンデミックの間、ウラジオストクも厳しい状況にありましたが、ようやくコロナ騒動も落ち着いて観光の復活を準備しているところでしたが・・・いろいろあって、今も運休が続いています。
そんな今のウラジオストクを紹介します。
■幻のホテルオークラ
あふれる日本人観光客を受け入れるべく、黄金橋の近くのベイサイド一等地に初の日系ホテルとして期待された”ホテルオークラ”が2021年に完成したものの、「オークラ」としては開業できず、今は別の資本でロシア人向けのホテルが営業を開始しています。
色んな意味で期待していたホテルオークラ、、残念です。
■グム百貨店
そして、こちらは歴史を感じるグム百貨店。
街のシンボル的な存在だった老舗百貨店ですが、営業を停止しています!!
奥にあるカフェとその周辺の一部のショップは営業していますが、、、この先どうなるのでしょうか。心配ですね。
観光客は僅かに中国人観光客が大型バスで移動していますが、あれだけ多かった旅行者は今でも見かけません。でも、現地の人の暮らしは以前のままで大通りでは人が賑わい、朝夕の通勤渋滞も以前と同じです。少しロシアらしくなったとも言えます。
3月後半になると凍っていた海も氷が溶け始めて春の予感です。
夜の噴水通りは華やかなイルミネーションで飾られます。
公園の青空本棚も以前と変わらず利用されています。
でも、ケーブルカーの登る展望台は何やら大きな建物が建設中で閉鎖されていました。
次回はコロナ前と変わらないところ、変わってしまったカフェ・レストランをご紹介します。
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