Google翻訳の使い方

日本人にとって極東シベリアで一番困るのは、ロシア語でしょう。
見慣れない”キリル文字”を目にしただけで不安になります。
でも今はスマホさえあれば何とかなります。
Google翻訳アプリの出番です。

少し前の翻訳は英語←→日本語でも笑えるような変換がありましたが、
最新のＡＩ技術のおかげで現在のアプリはかなり精度の高い変換を素早くやってくれます。
これさえあれば、もうロシア語も恐くありません！！

まず基本画面を説明します（詳細の説明は省きます）

このアプリは通常インターネットに接続して利用しますが、オフライン翻訳ファイルをダウンロードすることでオフラインでも翻訳することができます。イザと言うときに翻訳できず困らないようダウンロードしておくことを勧めます。

※注：オフラインでは音声翻訳、会話翻訳、は利用できません。

手順は簡単です。
翻訳対象言語の選択画面を出して言語一覧の右端アイコンでダウンロード状況をチェックします。
ここでは日本語がダウンロード済みですね。ロシア語はまだなのでアイコンを押してダウンロードを実行します。

まずは文字入力して翻訳です。
画面中央部分をタッチして文字入力すると、すぐに下段に翻訳結果が表示されます。
それぞれのスピーカーを押せばその言語で音声が流れます。話し相手に翻訳結果を聞かせる時に使って下さい。
右下のアイコンで翻訳した文字をコピーできるので、ネット検索などの文字として使えます。

（相手国の文字は簡単に入力できないので・・・・）

こちらは音声翻訳です。
「お話ください」が表示されている間に翻訳したい内容を音声で言いましょう。コツは、

このとき翻訳言語の左側から右側への変換となります。ここでは日本語からロシア語です。
実際に現地の人と話す時は、言語間の←→矢印で言語を左右入れ替えればロシア語入力となります。

これは会話を続けて翻訳する会話モードです。
画面下の「自動」にすれば、スマホが聞き取った言葉を自動的に変換して画面に表示してその音声も流れます。
日本語、ロシア語の各マイクを押せば、その言語の音声入力モードになります。
この辺りは実際に現地で使うと慣れてくると思います。頑張って下さい！！

さて、一番困るのはカフェやレストランのメニューかもしれません。
そんな時に使うのがスマホ内蔵カメラで翻訳したいものを画面に映しながら文字を翻訳する画像翻訳です。これがとっても役立ちます。

＜画像翻訳モードは３種類＞

リアルタイム
カメラで撮っている文字をリアルタイムに翻訳します。ただ画像が少しでも動くと翻訳がおかしくなるので途中でカメラを一時停止できます。メニューを見る時に結構使えます。

スキャン
翻訳したいものを写真のように一度撮して、その中の翻訳したい文字を指で選択して翻訳します。
初期の画像翻訳はこのモードだけでしたが、最近は多くの言語がリアルタイムに対応してきたのでその時の状況に応じて使い分けてみて下さい。

インポート
保存している画像を選択して、その中の文字を翻訳するモードです。

では、カフェメニューを翻訳してみます。２つの画像を見て下さい。
スキャンの画像がロシア語メニューですが、

それをリアルタイムに切り替えると映っている文字がその場で翻訳されて表示されます（画面は変換一時停止中）

どうです？　これだけ翻訳されれば十分ですね！！

今度はサーカス劇場のパンプレットをスキャンモードで翻訳します。

カメラを適当なところに合わせて画面中央の丸いシャッターを押します。

文字として認識された部分にマークが付きます。その中の翻訳したい文字部分を指でなぞれば・・・
その翻訳結果が表示されます。

どうですか？
これはどこでも試せるので、パソコンなどでロシア語のページを表示してそれをスマホ翻訳アプリで翻訳してみてください。その精度にきっと驚きます。