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シベリアについて

治安:これほど誤解されている街はない

2023/07現在のロシアビザ取得情報はこちらをご覧ください

2024/04現在、日本のメディアはロシア国内について報道を控えていて実情が伝わりにくい状況です。現地情報はこちらをご参考にしてください

ネットでロシアの治安を検索すると"不安/危険"みたいな治安情報ばかり出てきます。しかしその多くは(現地に行ったことはなく)ネットの過去の記事や総領事館のサイトなどを引用しただけの”個人的な印象”だったりします。

※外務省は注意勧告するのが仕事なんです

でも実際は日常的に凶悪犯罪が発生している米国などと較べるまでもなく、今のロシアは落ち着いた国です。そこで参考例として極東で一番犯罪が多いとされるウラジオストクと(失礼ながら)日本代表の大阪市の2017年犯罪発生率を比較してみます。

     ウラジオ  大阪市
殺人  :0.69    0.38
重度傷害:2.0    17.9
強姦  :0.09    0.42
強盗  :0.77    1.06
窃盗  :49.9    301.7
犯罪総数:174.4   390.7
  
※人口1万人に対する件数

人口は大阪市が4倍多いので、発生件数のそのものはこの4倍の差があります!!

IMG_3845.jpg

実は意外にみんな気さくなんです

​公園に置かれた本棚。誰も盗まない?

このデータからウラジオストクでも今の大阪より安全なレベルと見ることができます。

それでも「そんなハズがない!」と言い張る方がいて困っていますが・・・

極東地方はウラジオストクでAPECが開催された2012年頃から多くの面が改善され犯罪も大幅に減少しています。最近ウラジオストクに旅行に行った方のブログ等で「思ったより平穏だった」と書かれている例が多くあるように、実際に現地を歩いてみればわかることですが・・・

極東ロシアに対する不安の多く情報が不足していることによる

単純な 誤解 です

 チェックポイント!!
”外務省のホームページ”などを引用して「治安の良し悪し」をまとめた
ネット広告用) 情報サイトがたくさんありま

よく見れば分かりますが、ロシアに詳しくない方が書いています・・・

 率直に言えば・・・
極東シベリアの街は東南アジアや欧米の観光地より犯罪も少なく安心できます。
「ウラジオストク・ハバロフスクの女性旅や夜の街歩きは危険」
と根拠もなく説明しているサイトが
誤解 をさらに広めています。

どの国でも治安について伝えるのは難しいものですが、問い合わせの多い質問と、実際に現地の街に長期滞在した経験からの回答をQ/A形式でまとめます。

  • 入っては行けない場所や、いきなり連行されるようなことがある?
    大きな 誤解 です。それは中国のことでしょう。今のロシアは想像以上にオープンな国です。特に観光ビザがあれば申請していない街でもどこでも自由に滞在して自由に歩けます。もちろん軍事施設などは除きますが。 ​
  • 街中をマフィアがウロウロしていて危険?
    日本でも北野武監督映画などで過激な銃撃戦がありますが、歌舞伎町や道頓堀で実際にそんな場面を目撃しますか?  北野映画を見た外国人から「日本って銃撃戦が多い?」と聞かれるとどう思いますか。 欧米発のニュースや映画ではどうしても悪役扱いされるロシアですが、街中で銃を持ったマフィアなど目にすることはありません。ご安心ください。 これもただの 誤解 です。
  • タチの悪い若者が街角にいたりする?
    日本では反社会的な方の象徴となっているタトゥー(入れ墨)も海外では自己表現のためのファッションです。シベリアにもタトゥーを入れた元気な若者は居ます。 でも彼らのほうがマナー低下が問題となっている”日本の若者”よりも礼儀正かったりします。「強面な男がいたので危険」と言っている人はロシア人を良く知らない方でしょう。見た目と人柄は違うものです。 ​
  • スリなどの軽犯罪が多いと聞いたけどホント?
    統計上、”ひったくり”や”スリ”などの件数は日本の大都市のほうが多いのが事実です。 とはいえ、現地の方に話を聞くと混み合う市場などでスリの事例が稀にあるようです。欧州の有名観光地のように”旅行中にスリ現場を目撃”するほど頻繁に事件は起きませんが、財布をズボンのポケットに入れて歩くようなことは控えましょう。 ​
  • 街中でリュックやハンドバッグの持ち方を注意したほうがよい?
    持ち物についても欧米や東南アジアほど神経質になる必要はありません。 現地の人もファーストフード店で荷物を席に置いてから注文に行くのをよく見かけます。日本国内でも同じですが、街中で多額の現金は持ち歩かないなど基本的な点に注意すれば良いでしょう。
  • 夜間の独り歩きは危険?
    東南アジアでは街灯が無く”夜道は真っ暗”なので足元に気をつけますが、シベリアの街は大丈夫です。 現地では夜道でも普通に女性が独り歩きしてます。日本のように「痴漢注意」な看板もありません。そもそも観光客が歩くような通りで警戒が必要な場所が見当たりません。敢えて怪しげな通りを探して行かない限り、日本と同程度の注意で問題無いでしょう。
  • クルマの運転や交通事故の危険性は?
    どこの国も若い男性はクルマが大好きです!ですのでロシアも一部のドライバーは日本人よりも運転が荒くスピードも出しますが、一時停止や徐行確認は想像(外見)以上にしっかりやります。日本のような無理な割り込み嫌がらせは少なく、強面のお兄さんでもさりげなく合流車に道を譲ります。”横断歩道では人が優先”みたいな交通規則をよく守るので歩いていて不安は感じません。 ※総じてロシア人は規則をよく守ります しかし、日本外務省HPではロシアは運転マナーが悪く非常に危険だと伝えます。 ※外務省さん、なぜですか?? ロシアから帰国すると、横断歩道でクルマは止まらず、老齢運転な自動車や歩道を暴走する自転車が増えた日本の街のほうが危険に思えたりします。 ​
  • タクシーに乗ると危ない?
    「ロシアのタクシーは危ない!」という記事を目にしますが、外見を基準にしている例もあります。 "見た目が怖そうだから危ない"と言うのはドライバーさんが気の毒です。 「高額請求された」などの被害例も古い事例で、それもほとんどが白タクです。 最近は多くの人がタクシーアプリを利用するので、白タクも減っています。 タクシーに乗るときの方法をこの下に書いておきますが、乗車時にGoogleマップか印刷物で行き先と料金をドライバーに確認しておけば(英語話せないので)黙って目的地に向かいます。 ※チップのつもりで多めに払ってしつこく「お釣りを取れ」と言われたことはあります。
  • タクシーに乗るときのアドバイス
    まずロシアのタクシーはメータがなく交渉制です。乗り込む前に地図アプリか住所を書いたメモなどを見せて料金を確認します。タクシーの選び方は・・・ ホテルやお店でタクシーを呼んでもらう 街中のタクシーが集まる乗り場で乗る タクシーアプリを使う(説明はこちら) 旅慣れてない場合は流しの白タクは控える

極東シベリアはみなさんが思っているほど怪しい街ではありませんが
油断は禁物。旅に出れば予想外なことに出くわすことも

ハメを外さず過ごせば大丈夫です!!

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