シベリアについて
治安:これほど誤解されている街はない
ネットでロシアの治安を検索すると"不安/危険"みたいな治安情報ばかり出てきます。しかしその多くは(現地に行ったことはなく)ネットの過去の記事や総領事館のサイトなどを引用しただけの”個人的な印象”だったりします。
※外務省は注意勧告するのが仕事なんです
でも実際は日常的に凶悪犯罪が発生している米国などと較べるまでもなく、今のロシアは落ち着いた国です。そこで参考例として極東で一番犯罪が多いとされるウラジオストクと(失礼ながら)日本代表の大阪市の2017年犯罪発生率を比較してみます。
ウラジオ 大阪市
殺人 :0.69 0.38
重度傷害:2.0 17.9
強姦 :0.09 0.42
強盗 :0.77 1.06
窃盗 :49.9 301.7
犯罪総数:174.4 390.7
※人口1万人に対する件数
人口は大阪市が4倍多いので、発生件数のそのものはこの4倍の差があります!!

実は意外にみんな気さくなんです

公園に置かれた本棚。誰も盗まない?
このデータからウラジオストクでも今の大阪より安全なレベルと見ることができます。
それでも「そんなハズがない!」と言い張る方がいて困っていますが・・・
極東地方はウラジオストクでAPECが開催された2012年頃から多くの面が改善され犯罪も大幅に減少しています。最近ウラジオストクに旅行に行った方のブログ等で「思ったより平穏だった」と書かれている例が多くあるように、実際に現地を歩いてみればわかることですが・・・
極東ロシアに対する不安の多くは情報が不足していることによる
単純な 誤解 です
チェックポイント!!
”外務省のホームページ”などを引用して「治安の良し悪し」をまとめた
(ネット広告用) 情報サイトがたくさんあります
よく見れば分かりますが、ロシアに詳しくない方が書いています・・・
率直に言えば・・・
極東シベリアの街は東南アジアや欧米の観光地より犯罪も少なく安心できます。
「ウラジオストク・ハバロフスクの女性旅や夜の街歩きは危険」
と根拠もなく説明しているサイトが 誤解 をさらに広めています。
どの国でも治安について伝えるのは難しいものですが、問い合わせの多い質問と、実際に現地の街に長期滞在した経験からの回答をQ/A形式でまとめます。
極東シベリアはみなさんが思っているほど怪しい街ではありませんが
油断は禁物。旅に出れば予想外なことに出くわすことも
ハメを外さず過ごせば大丈夫です!!