ハバロフスク空港
空港は市街地から約5キロ、クルマで15分ほどの距離にあり、夜間を除いて路線バスやトロリーバスで簡単にアクセスできます。空港ターミナルは2019年秋に INTERNATIONAL と表示された国内線ターミナルが新装オープンしましたが、なぜか国際線ターミナルは古いままでした。残念・・・国際線は1日に数便なので当面は古いターミナルを使用するとのことです。
という訳で、空港ターミナルで必要なことは全て真新しい国内線ターミナルで済ませましょう。
なぜか INTERNATIONAL と表記された国内線ターミナル。
その向こうに小さく国際線ターミナルが・・・
<国内線ターミナル>
新ターミナルビルは入口ドアと出口ドアが分かれています。また入口ドアを入るとセキュリティーチェックがあります。一度外に出ると入口用ドアでX線チェックを受けることになるのでご注意(特に冬場)。
新しいビルなので、チェックインカウンター、タクシーカウンタ、ちょっとしたお土産ショップ、複数のカフェ、SIMショップ、案内窓口、無料トイレなど一通り整っています。搭乗口は3階ですが2階にもショップや待合用ベンチが並び時間調整には困らないでしょう。
3階建ての広々としたターミナルです。
チェックインカウンターが並びます。
インフォメーションもありますが、応対はイマイチです。
タクシーカウンターです。市内まで500ルーブル均一。
ATMは見慣れたマシンが3台あります。
SIMショップは"Beeline"だけです。ちょっと残念。
1階エスカレータ前のカフェです。
ここから2階です。カフェが2軒あります。
ちょっとしたお土産や小物のショップです。
サーモンやイクラなどの水産物のお店もあります。
このようなトイレが左右に2箇所あります。
そして3階上がると搭乗用の出発口となります。
<国際線ターミナル>
さて、こちらが国際線ターミナル。新しい国内線ターミナルが徒歩2分くらいと近くなりました!
ほとんど発着が無く誰もいないロビーは照明も暗いので、「休日の病院」のような地味な雰囲気です。いちおう2階建てですが1階しか利用することはないでしょう。出国前の待ち時間は国内線ターミナルで過ごしましょう。
こちらが古くて寂しい国際線ターミナル。
入口のドアを入るとX線チェックです。
これが出国口です。チェックインカウンターはこの中。
到着口はこちらです。ロビーも狭いです。
寂しくATMが1台。
自動販売機が3台もあります!
ヒマでも愛想の無い案内嬢がいます。
もちろんトイレもちゃんとあります。
2階には殺風景な待合室があります。
ですので全ては国内線ターミナルで済ませましょう。
真冬に到着する場合
飛行機から国際線ターミナルビルにはバスで移動となります。移動距離は近くても乗客がバスに乗り込むまで時間がかかります。ですのでコートなど防寒具は出発地で預けず必ず機内に持ち込んでください。
そうしないとターミナルビルに着くまでかなり寒いです!!
<タクシー>
国際線到着ロビーにも「タクシー」と声をかけるオジサンがいますが、国内線ターミナルに行きましょう。ターミナル内にタクシーカウンタがあります。市内であれば 500ルーブル均一です。カウンターのオジサンに声をかけるとターミナル前に並んでいるタクシー運転手を呼ぶだけなので、直接タクシーに行っても大丈夫です。運転手に行き先を見せて乗り込みましょう。
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料金 :市内まで500ルーブル均一
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所要時間:約15分
<トロリーバス>
トロリーバス1番がカールマルクス通りから教会まで一番賑やかな通りを走っています。乗り場は国内線ターミナル前の駐車場の100mほど先です。この路線の近いホテルであればトロリーバスで簡単にアクセスできます。
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料金 :25ルーブル
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所要時間:30分
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ルート :こちら
<路線バス>
路線バス35番がハバロフスク鉄道駅まで走っています。
空港から鉄道駅まで直行する場合はこのバス1本で行くことが出来ます。乗り場は国内線ターミナル前なのでとても便利です。
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料金 :26ルーブル
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所要時間:20分
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ルート :こちら
ハバロフスク鉄道駅
ハバロフスク鉄道駅はシベリア鉄道でウラジオストクからモスクワに向かう途中の主要駅で、ウラジオストクには約12時間かけて1日数本の列車が走っています。100年以上前に建てられた初代駅舎から3代目となるこの駅舎は1966年に建設され、2003年に駅構内が現状の建築様式に修復されました。駅前広場には17世紀の開拓者「ハバロフ」の銅像が立っていて、鉄道利用者でなくてもハバロフスクの観光名所になっています。
<駅舎>
駅舎に入る際は(形だけの)セキュリティーチェックがあります。それをパスして中に入れば高い天井と柱のヨーロッパ調のロビーが目に入ってきます。駅舎内は以下のようになっています。
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右側に切符売り場
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左側に食堂
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地下に近距離用切符売り場
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2階には待合室
<切符売り場>
1階窓口は長距離用です。係員は基本的に英語はNGです。多少無愛想です。あしからず。
時計がモスクワ時間を指している場合があるのでご注意ください。
<トイレ>
トイレは上の切符売り場手前の階段で上がった2階にあります。料金徴収オバサンの窓口はありますが、無料のようです。
【朗報】最近ウラジオでも公衆トイレが無料化されてきています!
<食堂>
スタローヴァヤに近い食堂が入っています。ドリンクは別カウンターになっています。一通りメニューも揃っているので、待ち時間が長い場合はここでゆっくり過ごすのが良いでしょう。
<待合室>
2階に上がると待合室があります。天井が高くベンチもたくさんあるので居心地は良いです。待っているのか過ごしているのか分からないお年寄りもいますが・・・どこも一緒ですね。
寒い時期は駅舎内もかなり冷えるので、暖かな2階で待つが得策です。
<2階からの眺め>
待合室の窓から外を見るとアムールスキー並木通りが見えます。この高さからであればハバロフスクの街並みもよく見えるので写真撮影ポイントですね。
<路線バス>
鉄道駅と市街地を走るバスはたくさんあります。
■バス1番 :ルート図参照
オススメはループ状に1周している 1番のバス。ルートを右廻り/左廻りで頻繁に走っているので最寄りのバス停で降りればOK。のんびり市内見学にも使えます。
■バス34番: ルートマップ
メインストリートのムラヴィヨフ・アムールスキー通りとハバロフスク駅を走るバス。このバスは新しく出来た「ブロスコモール」にも行くので便利です。
ルートマップでは駅からモールまでのルートを登録しているので、乗り降りしたいバス停をチェックしてみて下さい。
バス1番ルート(クリックで拡大)
<路面電車>
駅前の道路を渡った先に路面電車の乗り場があり、市内の各方面に路線が延びています。その中で、1,2番は中央市場を経由したあとレーニン広場そば、アムールホテルなどがあるレーニン通りを横切ってサーカス劇場方面に進みます。
■1,2番: ルートマップ